旧川口邸 2009年12月(落成) ~
建物の概要
この旧川口邸は、造り酒屋を営んでいた川口喜平氏(1805~1880年)の居宅として建設されました。棟札は未発見ですが、今では少なくなった江戸時代末期とみなされる建築遺構として伝えられる、奥八女地域のかつての伝統的な在来校工法による民家の名残です。
特定非営利活動法人グラウンドワーク福岡は、喜平氏の子孫よりこの建物、土地の寄付を受け、平成21年5月から本格的な修復工事に着手し、同年10月に完成さ、同年12月落成の式典を挙行しています。
≪ 拠点ができることで都市と農村の交流の促進を目指す ≫
空き家は、地域の拠点施設として生まれ変わりました。地域をもう一度見つめ直し、未来の子どもたちに何を残して行こうかと考え、できることからはじめたことで、地域に笑顔と自身が戻ってきました。私たちは、今後この古民家を、地域活性化の拠点として都市農村交流や二地域居住といった新たな活動にいかしていきます。
所在地 福岡県八女市上陽町下横山446
【構造・規模】
構造 木造土蔵造り二階建て
建設時期 江戸末期
敷地面積 891㎡(270坪)
床面積 1階 160㎡ / 50坪 2階 90㎡ / 28坪 合計 250㎡ / 78坪
主要部材 基礎】玉石 柱】6寸(18センチ) 大黒柱】10寸(30センチ) 恵比寿柱】8寸(24センチ) 外壁 漆喰 / なまこ壁 / 鏝絵
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