雪舟庭園「魚楽園」周辺整備ワークショップ
平成13年(2001) 3月31日、4月8日、4月21日
画聖「雪舟」が現在の川崎町藤江家に築庭した庭園「魚楽園」を中心とした周辺整備のワークショップが開催されました。 これは、魚楽園顕彰会の依頼により、「国指定文化財としての「魚楽園」とその周辺環境をより魅力的なものに自らの手で行ってゆけないものか」との問い合わせによるものです。
魚楽園顕彰会とグラウンドワーク福岡会員、総勢20人ほどが全3回のワークショップを通して提案し、共に汗を流し清掃活動等を行いました。
日程 平成13年(2001)
国指定重要文化財 藤江氏 「魚楽園」
「雪舟」作の庭園で国指定名勝。昭和53年(1978)9月藤江氏魚楽園として指定を受けます。
雪舟ならではの、天然の地形を利用し岩清水を引いた池、その周囲には松やつつじを配し雄大かつ華麗な造形美を楽しめます。全国に数ある雪舟作の庭園の中でも類まれな完成度で、年間約1万人程度の観光客が訪れます。
開館時間:8時30分~16時30分。年末年始休館
入場料:大人300円、小人100円(高校生まで)
顕彰会:会費1000円/年に入ると園内フリーパス入園
雪舟
室町時代・1420年備中赤浜村(総社市)で誕生しました。日本に於いて最も格式の高い京都の禅寺・相国寺にて終業しました。相国寺では禅僧・春林周藤に指導を受け、また当時最大水墨画家がとして知られた画僧・周文(室町幕府御用絵師)に画事を学んでいます。その後、47歳で明(中国)に渡り画を学ぶと共に蓬菜の山水技術を学び帰国しました。
しかし、京都は「応仁の乱」が続いており、安住の地を求めて川崎の地にも4~5年滞在していたようです。その後、日本各地に精力的に活動を行い87歳で亡くなるまで国宝級の多くの作品を世に残しました。
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